Stolichnaya
ウォッカ。
ウォッカには思い出がある、というか恩がある。
大学時代、同級生の下宿で、クラスの男子が集まって酒盛りをした。
その頃私は、ビールと日本酒くらいしか飲めなかった。
酒盛りの最中私がトイレに立ったすきに、誰かが私の日本酒のコップにウォッカを入れたのだった。
日本酒とウォッカのカクテル。
ウォッカはあまり強い匂いがないので、気づかずに、ぐびぐびと飲んだ。
その後も日本酒をぐいぐい飲んで、ついにリバース。
その後しばらく匂いが鼻について、日本酒が飲めなかった。
それで酒を飲まなければよいのだが、遺伝子のなせるわざ、日本酒以外の酒を飲み続けた。
おかげで、それまでは苦手だったウイスキーが飲めるようになった。
正真正銘の(?)酒飲みの道を歩むこととなったのである。
ということで、ウォッカは私の恩人(?)なのである。
香りにクセがないとはいえ、胸のすくような香りが好きだ。
このウォッカも爽やかな香りが、味を引き立てる。
ソーダ割りで、数日のうちに飲み干した。
STOLICHNAYA