西行歌碑
5月連休、嫁様と一泊旅行してきた。
瀬戸中央道を渡り、燧灘沿いに今治に行って、しまなみ海道で戻るというコースだけ頭にあって、
見所は泥縄式で、前夜あわてて見つけて行った。
9時半出発で、八本松あたりで山陽道が混んでくる。
数台後ろで急ブレーキと追突の音がする。
坂出の「北乃家」で讃岐うどんの昼食。
私は肉ぶっかけにタケノコと鶏の天ぷら。嫁様はざるうどん。
量の多さにびっくりしていた。
崇徳院の御陵があるという(もうこのへんで間違っている)白峯寺へ向かう。
瀬戸大橋が見渡せる山の上にある、81番札所でなかなか立派。
上の写真は西行の歌碑。
「よしや君 昔の玉の床とてもかからん後は何にかはせん」
その奥に崇徳院の御製の歌碑があった。
まあ、これで見た! と思い込んでおみくじ引いたりして。
じつは、崇徳天皇白峯陵(しらみねのみささぎ)はお寺から少し行ったところにあるらしい。
またお寺の近くにあった古い2基の石塔は、源頼朝が崇徳院の菩提を弔うために寄進したといういわれがあるらしい。
写真すら撮ってないし。
「先達はあらまほし」を地でいってしまった。
銭形砂絵
出発前にGoogleマップを見ていると、観音寺市の銭形砂絵が出てきたので、行く。
由来は江戸時代にあるらしいのだが、現地にその説明があるわけでもなし、
ただテレビドラマ「銭形平次」のオープニングで見たので、行ったわけ。
琴弾公園に行ってみると、その先の有明浜で潮干狩りをする人々が。
かなりの長さにわたる見事な浜に、ずらっと並ぶ人の影。これまた見事。
その松林の中に砂絵があるのだが、近くからは砂が盛り上がっているのしか見えない。
展望台に登って、ようやく見える。かなり大きい。
公園内には、クジャクが見事に羽を広げ、ニホンザルが一匹だけ所在なげにころがっていた。
公園を出て次の目的地に向かうときに、ふと気づいた。
川や橋や河口の感じで思いだした。
大林映画の「青春デンデケデケデケ」の舞台が観音寺だった。
財田川を渡りながら思い出してよかった。
松山自動車道で西条市へ。17時前に西条アーバンホテル着。
駅前のきれいなホテルで、石鎚連山を眺めながら入れる展望浴場付き。
温泉ではないが、きれいなお湯で、夜朝と入った。
18時にはまだ少し時間があるので、散策してみた。
西条うちぬきTロード
古びたアーケード街があるので、入ってみる。
昭和40年代で時間がストップしたみたいで、何かのテーマパークではないかと嫁様が言う。
う~ん、たしかに。
さびれた商店、売り物件、閉店の張り紙・・・・。
検索してみると、5日には「五日市」ということでにぎわったらしいのだが。
とはいえ、検索にヒットしたブログには、ご年配の方々が混み合っている写真が載っているのだが。
私たちが行った夕方には、もう人混みは引けていたのだろうか。
微妙にくねりながら1Kmはあっただろうか。雰囲気のあるアーケード街だった。
で、別の道で戻って、「はるき焼き鳥店」に。
ここは「食べログ」で美味しいと書いてあったので行ってみた。
今治風の焼き鳥が食べられるらしいし。
皮と、つくねは揚げたの、あとは普通の串に刺した焼き鳥なのだが、鉄板で焼くのが今治風。
嫁様はそれにトマトスライス。
今治名物、ざんきもたのんだ。
とうふも鉄板で焼いてあったかいヤッコにして出してくれる。
タレが美味しいし、肉も美味しい。
ポテトというのと、じゃがいもというのがメニューにある。
他の人がたのんでいるのを見ると、ポテトは揚げてじゃがいもはスライスして鉄板で焼く。
最後に焼きおにぎりをたのむと今日はやっていないというので、じゃがいもをたのむ。
奥の座敷にも団体さんが入り、カウンターもほぼ満席で、女性3人で切り盛りは忙しく、
かなり待たされ、嫁様はもう帰ろうというが、じっと出てくるのを待った。
もう満腹で、ふたきれ残した。
ということで、振り返れば弥次喜多道中かてなもんや道中みたいな一日目だった。