日曜日は人出が多くて、家でじっとしていることが多いのだが、
よく考えると、高速料金が割引だ。
ということで、いつもより300円は安く、いつもの方面へ。
3Kmほど渓谷沿いを歩くこと約1時間。
案内地図には50分と出ていたので、いいペース。
というか、花の季節はこれからなので、ひたすら歩いた。
暖かな昼下がり、渓流の音と鳥のさえずり(というか警告音)を聞きながら歩いていると、すがすがしい気持ちになる。
今日の目当ては、今回お初の、ミスミソウ。雪割草ともいうらしい。
日が当たらないと花を開かないのだが、折よく日が射してくる。
初めての花だが、可憐で可愛いなあ。
はっと気づくと、同好の士が数人、カメラを構えている。
自分たちは、たぶんこの時間あたりかと思って出かけたが、よく分かってらっしゃる方々は、ちゃんとねらってやって来るのね。
さっきまで蕾だったのが、開いてくる。
じつに贅沢な時間だ。
色変わりのもあると、教えてもらった。
車が来られるところから、どうやっても小1時間は歩かないといけない。
なかなかいいところに咲いている。
帰りに、アズマイチゲの自生地に寄ったが、日射しがなかったせいかすべて蕾のまま。
ホソバナコバイモの自生地に行くと、勢いよく咲いている。
車のUターン場所をさがしてしばらく行くと、見事なしだれ梅が咲いていた。
ずかずかと根元まで行って写真を撮っていると、この畑の持ち主であろう、上品なご婦人が、
今年は雪が降らなかったので色が悪いと、説明して下さった。
そばには柿の木の畑がある。
どの柿の木も、虫害よけのため樹皮が剥かれている。
これもまた初めてじっくり見させてもらった。
ここまで皮を剥くのも、大変な作業だ。
1. 無題