いつから取りかかったのか、たぶん10月になる前後だろう。
嫁様が買ったキッドスキンの残りで、バッグを作ろうと思い立った。
まず、残り革を余すことなく使おうと、筒縫い(内縫い)にした。
そこから余分を切って、大きさを測って、豚ヌメで底を作りいの、側面のベルトを作りいの、持ち手を作りいの。
底板を付けようとか、裏地を付けようとか考えて、タカタで相談すると、
底板はまんじゅうの箱でいいとか、裏地は捨てるワイシャツでいいとかおっしゃるので、
はあはあと退散。
アルパークのクラフトループで裏地用の布を購入。
底板は、型紙用にダイソーで買っていた工作用紙で。
ちょっと小さめに切ったつもりだったが、まだ大きかったので、少しばかりベコベコになっている。
裏地は、革を筒から袋にした要領で、けっこういいかげんに縫った。
ポケットも付けた。ポケットの口には豚ヌメを付けた。
こうした普通の布を縫うのは、小学校以来かもしれない。
寸法はボールペンで直接書き込んだし、木工用ボンドとか使って、手芸って案外できそう。
布で袋が作れて、しかもポケットまでと、自己満足にひたる。
でそれを取り付ける。
サイビノールって、乾燥の速度と接着力が、さすがにレザークラフト用。
作業が上手くはかどる。
マグネを付けて、口のフチを接着。
前後に、嫁様のリクエストにより、銀色でエンブレムとネームを(マグネ隠しをかねて)取り付ける。
これは0.2mのアルミ。くすんで粉を吹いたような白色になると、また味が出ると思って。
でもって、完成。
2週間以上はかかったと思うが、まずまず思い通りのできあがりになったかな。
縫い目が波打ったり、沈んだり、跳ねたりしているが、
型紙を作らずに、残り革を筒縫いして、寸法を測り測りして作ったので、
それは、この作り方のノウハウとして覚えておこう。
今回ためしたこと。
縫い割り、丸ひも(これらは「レザークラフト技法事典2」より)、
底板、内袋(ポケット含む)、タイコ、縁革、
と、けっこうある。
自分としては、気に入ったミニトートが出来たので、安心&満足を感じている。
が、最後の縁革で、縫い目が波打ったり「不整脈」が出たりで、反省。