職場の若い後輩に何か作ろうかというと、眼鏡ケースと言うので作った。
東急ハンズに行くと、きれいなオレンジの革が特売で1000円であった。
翌日も裏革やら道具やら買いに行って、けっこう散財。
これは、鈴木英明氏の『手縫いで、革小物』の型紙を一太郎の作図で作って、それを元にした。
他人の型紙を元に、説明を読みながら作ったのは始めて。
芯には工作用の厚紙、裏革はピッグスウェード、マグネで止める。
サイビノールでべたべたと貼り付けたのだが、スウェードが伸びて、どの程度表革と合わせるのかよくわからない。
特に縫い合わせたコバに裏革がのぞいて、これは色を入れた方がよいようだ。
オレンジの染料がないので、アンティックフィニッシュで誤魔化そうとしたがうまくいっていない。
表は菱目打ちであらかじめ穴を開けておいて、マチには菱目打ちで穴を開けたのだが、マチ側の目がまっすぐでないので、全体に締まりがなく、無様になった。
他人の型紙で作るというのは、その意図を理解する必要があるのだが、
最後まで作ってみると理屈にかなっていて、勉強になる。
試作品を人にあげるのは気が引けるが、自分は素人なので、気にしない。
あげたときの反応が、気になるけど。
たぶん、それなりの反応なのだろうな。