コロナの緊急事態宣言解除にともない、嫁様が里帰りしたい、でも公共機関はまだ心配だというので、車で送っていくついでに、2泊ほど行きたいところへ行ってきた。
まずは米子で1泊。
投宿した後、蕎麦を食べようとGoogleMap片手に歩き回る。
昭和5年築の米子市役所が、山陰歴史館になっている。
お目当ての蕎麦屋さんは、
「鳥取県西部地区産のそば粉をしております」の横の
「本日は売り切れとなりました。」の「。」が涙を誘う。
すごく気になる店構えなのに・・・
で、しばし彷徨う。
で、この日3軒目の蕎麦屋さんを見つけた! のだが、開いてない。
ふとあたりを見回すと、
ちょうどよいではないか。
若いご主人がやってらっしゃる。
最初から燗酒。
まずはぬる燗に合うのをとリクエストすると、出してくれたのは嫁様が里帰りのたびに買ってきてくれる銘柄で、自分には安定の味。
刺身盛り合わせ。
イカ、バイ貝、シメサバ、マグロ、ツヅリ。どれも美味い。
ツマにミョウガというのが、ミョウガ好きにはうれしい。
シメサバがほどよい生加減で、絶妙。ツヅリはクロソイのことらしく、淡泊そうな見かけにかかわらず、ほどよくこってりしている。
次は通常の燗で、「辨天娘 純米酒」。鳥取県若桜町の太田酒造場。
強めのキックバック、複雑で立体的な味わい。
舌の上で、心地よい角が立って、コロコロと転がってのどに落ちていく。
よい酒に出会った。
これは、あごの子煮。トビウオの卵。
箸との比較で大きさが分かるかと思うが、小さいくせに味は濃い。
薄味さっぱりの出汁で煮て、ねっとりとして極上のカマンベールチーズを食べているようなうま味。
この季節ならではということで、大ビンゴ!!
最後はあじフライ。
いつもの、開いたアジフライを想像していたら、おしゃれなのが出て来た。
鮮度も、揚げ加減も絶妙。
どれも一人で食べるのには多かったので、これにて打ち止め。
1. 無題