神の蔵
向井櫻大吟醸酒。
よく晴れた暖かい土曜の午後。
絶好のオープン日和で、嫁さまとドライブ。
西条から豊栄を経て、向原へ。
田んぼも春を迎えて着々と整備されている。
向原農村交流館やすらぎに、トイレを借りに立ち寄る。
館内はのんびりとよい雰囲気。
そこに売っていた、
縄文アイスをいただく。
上品なほんのりとした甘味の中に、古代米が入っていて、爽やかに美味しい。
交流館の隣にお酒のスーパーがあったので、カクテル用のお酒があるかと入ってみた。
そこでスピリタスとこの酒を購入。
ちょっとした計算間違いがあって、おわびにと甘酒をくださった。
こちらもぼやっとしていたのに、かたじけないことだ。
このお酒、吟醸酒で、フルーティな香りとうたっているが、まるで花のような香りで、嫌味がない。
口触り、のど越しはたいへん柔らか。
水の柔らかさだけでなく、米や、仕込みの丁寧さがうかがえる。
キックはないが、飲み下したあとに美味さがふわっと広がっていく。
「向井櫻」の名のごとく、櫻のような香りと華やかさ、優しさがある。
750ml、3000円と値は張るが、惜しくはない。
おかずは豚シャブ、というか豚の水炊きというか。
それと、途中寄った白木町のスーパーで買ったワニ(フカ)の刺身。
広島市内とはいえ、ここまで来ると県北なのかと、嫁さまと感心する。
もちもちの味わいが、神の蔵とこの上なく合う。
春を味わった夜だった。
広島のうまい酒 向原酒造のホームページ