湯本温泉六角堂
忙しい秋だった。
泊まりで温泉へ行った。萩、仙崎の鯨資料館、みすず記念館に立ち寄り湯本温泉へ。
部屋食。ゆっくりしている。
部屋から見た夜の川べり
この日は10時に出発。
山口のマクドナルドでトイレ・アンド・おやつ休憩。
1時前に萩城趾に到着。
土産物屋の食堂で、肉うどんとおむすびの昼食。
萩城趾をしばし散策
楓の紅葉が美しく、野生のさざんかも堂々と花を付けていた。
青海島へ。
通にあるクジラ資料館は公民館様の小さなもので、展示品もそこそこの規模だが、漁具など実際に使われていたものが展示されており、迫力あるものだった。
海で、我が身一つでクジラに対してきた誇りや気迫というものを感じる。
資料館の裏山にある鯨の墓に詣でる。
仙崎に引き返す。
金子みすゞ記念館への標識は、青海島への行きに見ていたのだが、
嫁さまはあまり興味なさそうなので、スルーしていた。
帰りに通りかかると寄ってみようと言うので、車を駐めて少しばかり歩く。
仙崎の裏道は、潮さびた古い雰囲気がある。
「みすゞロード」には古い商店が残り、散髪屋がいい雰囲気だった。
金子みすゞ記念館は、入り口はみすゞの実家を模してあり、2階にも上がってみたが、懐かしい日本家屋の2階だった。
その裏手には展示館がある。
いろいろ工夫してあったが、詩の展示を見ていて不覚にも涙がこぼれそうになったので、あわてて展示室を出た。
嫁さまには抵抗感があるようだが、私はこういうのに弱い。
ああ、みすゞは孤独だったんだなあと、つい思ってしまうと涙がにじんできたのだった。
嫁さまは、展示にもう少し工夫があればよいのにと、特にみすゞのバラに関しては、バラ好きの立場からしみじみと感想を漏らした。
中高年の女性の多い記念館だが、なかなかよい。
そこから湯本温泉へはすぐだった。
到着してお茶飲んで、すぐにお風呂に。
アルカリ性単純温泉。
私の好きな、ぬるさらのお湯。
上がってしばしくつろいで、夕食が運ばれてくる。
メインは「長州焼き」。牛肉と赤鳥に特製のマヨネーズソースがかかり、土鍋で野菜と一緒に焼く。
しっかり満腹。
最近は夜になると頭痛が来る。
この夜も例外でなく、1時間あまり、部屋を暗くしてもらって寝てやり過ごす。
頭痛が治まると、再びお風呂へ。
他の客もなく、一人の大浴場を満喫。
10時過ぎには熟睡した。
翌朝は、7時ころ起床して、朝風呂へ。
大浴場は6階にあり、眺めがよい。
朝食をとって、9時過ぎ出発。
宿は手前の木造ではなくて、奥の鉄筋作り。
角島へ向かう。
嫁さまは角島は初めてで、たいそう感激していた。
海を渡る橋だけでなく、さらに行ったところにあった砂浜や波に、やはり山陰はこうでなくてはと、ご満足であった。
角島側から本土を見ると、風力発電の風車が遠くに見える。
嫁さまが風車が好きだとは、この時初めて知った。
ふ~ん。
帰路につくが、あわよくばもうひとっ風呂と「大河内温泉」をカーナビで発見して、そこを立ち寄り地点に。
到着してみてビックリ。
何とそこは、あの風車のすぐ下だった。
嫁さまは大喜び。
しかし写真に撮ってみると、それほど大きく見えないと、がっかりしている。
お風呂には入らずに、「道の駅きくがわ」で昼食。
合鴨温そうめん
菊川風焼きそうめん
あっさりとした中に風味があり、美味しかった。
小月ICから山陽道で帰る。
途中お酒のお土産を買ってないというので、防府で下りてユメ・タウンで買い物。
「山頭火」をお土産に。
一泊ではあったが、いろいろ見られて、満足した旅だった。
古式捕鯨の里 通(かよい)山口県長門市青海島
金子みすゞ記念館
山口県湯本温泉旅館六角堂
角島ナビ
安藤建設:作品集/豊浦風力発電所
道の駅きくがわへおいでませ
山頭火-山口の地酒