大仕事が一段落して、有休を取った。
益田市の海岸沿いにある荒磯温泉。
少々お値段は張るが、眺めに期待していった。
吉和SAで昼食をとり、六日市ICから187号線で。
行く先々で梅の花が盛んに咲いている。
気温も高く、久々にフルオープンで走った。
鎌手の唐音の蛇岩に立ち寄った。
もう盛りは過ぎて葉がくったりしていたが、この広さは圧巻だった。
唐音の蛇岩も探検して、しっかり汗をかいた。
部屋に入ると目の前が、海!
嫁様はこの海の穏やかさは日本海ではない!
さっそくお風呂をいただく。
泉質はややヌルサラ系で大きな特徴はないが、目の前が、目の高さで、海で、
とくに露天風呂は快適、爽快であった。
ついついいっしょに入っていた見知らぬ人に話しかけていた。
食事はよく考えられて、美味しい。
特に最後のつみれのおすましに桜の塩漬けがあしらえてあり、桜の香りが春を告げていた。
食堂から見る暮れゆく海が、青磁のような青から、水墨画のような風情へ、そして緑のような闇へと、
時間の変化が美しい。
海は一面的であまりおもしろくないと思っていたが、時間によってみせる変化が、海の美しさなのだな。
翌朝は6時過ぎに目が覚めて、朝風呂に。
その後周辺を散歩した。
ウグイスがつたなく鳴いている。
ジョウビタキが群れをなしている。
小雨に濡れた砂浜が、ふかふかの絨毯のよう。
191号線で雨の中を帰った。
匹見を過ぎると道ばたには雪が残り、このあたりは梅はまだまだ。
深入山に立ち寄り、ウメバチ草を見ようと車を降りると、あまりの強風にすぐに発車。
晩冬、早春と、季節の境目を旅した。