嫁様のバラが咲いていたので、写真の稽古。
ユエユエフェン(月月粉) Yue Yue Fen:四季咲き,チャイナローズ,
白粉をはたいたように見えるが、うまく写っていないか。
調べてみると、唐代にはバラがあったようで、
李商隠(813~858年)の『房中曲』冒頭に、
「薔薇泣幽素,翠帶花錢小」
(庭の薔薇の花はひとりぼっちに泣き、緑の葉に包まれて花は銭のように小さい)
とある。
この花は、どうも嫁様が花友さんからもらった種から育てたよう。
もうひとつは、セシル・ブリュネ(Cecile Brunner):四季咲き,フランス
もうひとつ小さな庭で目立っているのが、
ヒオウギの種子。
アヤメ科アヤメ属;Iris domestica;誠意・個性美
生成りの茎や萼に、種子の黒色が、しぶい。
すべて、Sigma dp3 Quattroで撮影。
色目設定はニュートラル。ちょっと渋めに写って、いいと思う。
コーヒーミルは電動のプロペラ式を使っていたが、臼式のに替えてみた。
一度に挽けるのが20gと、二人分までなのだが、小型で野外でも使える。
で、挽いてみたら美味かったという話。
挽き目は、プロペラ式は時間(秒)を計っていたが、臼式はネジのクリック数で調節する。
ネットで調べたクリック数で、中挽きで挽くと、これまでよりは荒い。
今までと同じ淹れ方をすると、味がまったく違った。
これまでよりすっきりとして、甘みが感じられるようになった。
これまでずっと同じように挽いて、これがこのコーヒーの味だと思っていたのが、
偶然に変えてみると、まったく違った味になった。
コーヒーの味の話ではなく、偶然の効用というか、怪我の功名というか、塞翁が馬というか。
人間、変化を好まない生き物だが、意図せぬ変化がもたらすものもあるという、人生訓、か?
もしミルを替えなければ、信じてずっと同じ味を続けていただろう。
それはそれで幸せであったろうが、出合いはおもしろい。
60歳を前にして誘われるままに始めたディキシーバンドにしても、古くさい固定観念では出合いもしなかった新しい音楽の世界が広がっていた。
ミル沼、ドリッパー沼にはまる人もいるが、自分はどうなるだろう・・・