嫁様が里帰り。あなたもどこかへ行ったらと言われたが、なんとなくその気にならない。
朝起きて、嫁様が出かけて、ベランダに出てみると、あまりに天気がいいので、俄然行く気になった。
空いている宿を取って、例のお寿司屋さんが第一の目的。
いつも行く八幡高原を通っていく。
戸河内IC近くの桜はまだ。
八幡高原は、雪は全くなくなったが、花らしい花はまだまだ。
191号線を益田に向かう。
標高が下がっていくと、あちこちに桜が咲いている。
途中道路脇の畑が、美しくカラフルに彩られている。
つい車を降りて撮影。
ご近所の方がいらしたので挨拶すると、ここがとても綺麗なので、散歩がてら毎日見に来ていると。
たぶん、
クロッカスヒヤシンスかな、スイセンもある。
ツクシも生えている。
益田では、まず医光寺。
1363年の創建。
総門はお城の大手門だったものを、関ヶ原の合戦後移築したものという。
山の斜面を利用した庭は、雪舟の作。雪舟は益田で没した。
庭のしだれ桜が、ちょうど満開で、庭の上に覆いかぶさるようで、圧倒的。
縁側に腰を下ろして眺めていると、まるで自分の上に咲いているようで、感動的でさえあった。
チェックインまで少し時間があるので、島根県立万葉公園へ。
益田ゆかりの柿本人麻呂の歌が、あちこちにある。
駐車場などの植栽がほとんどアセビで、たわわに花をつけていた。
ツツジも花をつけ始めている。
夜は駅前の(回る)お寿司屋さん。
回っているけど、侮ってはいけない。毎日市場に仕入れに行っているとのこと。
寿司はもちろんだが、バイ貝の煮たの、魚の白子や真子を煮たのが、上品な味付けで、酒が進む。
満足! ここだけのために益田に来てもいいくらい。
二日目は、吉賀にあるカタクリの里へ。
途中気になって、津和野に寄った。
太皷谷稲成に、登ったふり。(車で行ける)
吉賀カタクリの里は、個人所有の山の斜面に、カタクリが自生している。
初めて行ったのだが、車がずらっと並んでいる(路駐だろう)。
ちょっと行ったところに、お店があるのでひとまずそこに置いて。
カタクリの花を見るのは、これが初めて。
毎年見にいこうと思っても、朝寝が好きで、あきらめていた。
今日は正午頃に到着したが、きちんと咲いていた。
斜面いっぱいにカタクリ、カタクリ・・・
初めての花ということもあって、何をどう撮ればいいのか・・・
ありきたりの写真になったけど・・・
自分が見てきた春の野花の中では一番大きい。
でも、花の形や色が、可愛い。
ここは所有者が手入れしているようで、コンクリの柵もあった。
自生地とはいえ、手入れをしないとすぐ生えなくなる。
車を無断で置いたようで気になったのもあって、落ち着かなかった。
(もちろん、そこで昼食をいただきました。古代米うどん。ほのかな甘みがあって、美味しかったです。)
そこからIC目指していると、立派なしだれ桜が見える。
根元に小さな祠がある。
誰も気にとめていないようだったが、とても綺麗だった。
野の花も可愛い。
1. 無題