天候が不安定なのは、梅雨時期だからしょうがない。それでも週に1度は、無駄足でも、山方面へ出かけてみたい。
昨日は夕刻、ベランダから見える300m程度の山から霧が立ち昇る様子に、しばし見とれていた。
今日は予報がコロコロと変わって、でも、コロコロ変わるということは、出かけて当たりの可能性も高いと、勝手に解釈して出かけた。
今日の目当ては、イチヤクソウとナツツバキ。
標高が上がるにつれて、雨模様が強くなってきた。
雨のドライブもいいものだ。と、若い時には思いもしたが・・・
ナツツバキの幹は特徴的で、心引かれる。
一本、花を散らしている木がある。
「祇園精舎の鐘の声・・・、沙羅双樹の花の色・・・」
という『平家物語』の、沙羅双樹に擬せられているのが、このナツツバキ。
そう思うと、散り敷いた花にも意味ありげに見える。
たいていの木は、まだ蕾。
雨も小止みになったが、杖がわりに傘を持って歩く。
蒜山で見たヤマグワの実がある。
黒いのを口に入れてみるが、まだ酸っぱい。残念・・・
たまたまレンズ交換に東屋に入ると、そのすぐ横に、イチヤクソウが咲いていた。
まだ蕾のと並んで。
気をつけて歩いてみると、あちこちに咲いている。
全体を撮ったのは、ことごとく撃沈・・・
まだ咲きはじめのようだし、ぬかるむ地面に転がって撮る勇気はなかった・・・
濡れた花びらが透きとおって見えるかと思ったが、それほどでもない。
花言葉は、「恥じらい」。
そばの太田川源流は、激しく流れる。
場内を歩くと、ほかにも咲いているナツツバキがある。
雨のためか、近づくとあまり美しくない・・・
木の花は、遠目が美しいのか。
花言葉は、愛らしさ、愛らしい人、はかない美しさ、哀愁。
郷ひろみの『よろしく哀愁』か。
マユミや、
ツリバナが、実をつけている。
車を駐めた近くには、ツチグリ。食べられるというが。
雨がやんだので、源流の森を歩いてみる。
雨上がりの若葉が美しい。
ホオが大きな葉を茂らせている。
私も乗れそうと嫁様が言うので、三人は乗れるだろうと言おうとして、やはりやめた。
とにかくでかかった。
この森は道が整備されて、歩いていて気持ちいいのだが、森が深くて、花が見えない。
鳥の声もあまり聞こえない。
開けたところに出ると、
オカトラノオ
アザミ
ヒヨドリソウ
ササユリかな?
ソヨゴ(雌花?)。波状の葉がそよそよと風に揺れることから命名。モチノキ科モチノキ属。花言葉は「先見の明」。
ヤマボウシ
雨の花を美しく撮る、技術も勇気も、まだない。
1. 無題