そろそろマタタビの葉が白くなって、花も咲くころ。
4年前にマタタビの花を見た極楽寺山へ行ってきた。
標高693m、山頂一帯は瀬戸内海国定公園になっているが、車で山頂付近まで行ける。
ただし、後半は、深い谷筋につづら折れのすれ違いがやっとの道。
今日はなぜか、一番奥の駐車場に駐めて、山を歩いた。
看板を見て、極楽寺までの道をたどる。
深い杉やもみの林は、気持ちいい。
嫁様がしゃがみ込んでいる。
カンアオイだろうか。花は埋もれそうになっている。
二つ目の急な下り坂を覗き込んで、これをまた登るのは・・・と考えて、引き返す。
駐車場まで戻って看板を見ると、見当違いの方向へ行っていたみたい。
道は中国自然遊歩道で、きれいに整備されてあったが。
地図を見直して、極楽寺へ。
天平3年(731)に僧行基が開山し、聖武天皇が建立したとされる由緒ある古寺。
その裏手に出た。
最後に登ったのが、高校1年生の遠足だったので、ずいぶん来てなかった。
(今日は車で登ったんだけど・・・)
キャンプ場駐車場へまわる。
蛇の池という大きな池があり、スイレンが一面に咲いている。
広すぎて、全体を撮ると、スイレンがよく分からなくなる。
ノイバラが、水際まで咲いている。
山頂広場までの道は、モミジイチゴが実をたくさんつけている。
ムラサキシキブかもしれないが、よく分からない。
山頂広場の片隅に、一本だけ、マタタビがある。
車で登ってくる道すがら、たくさんのマタタビが花のように葉っぱを白くしていた。
ここも、葉が粉を吹いたように白い。
花はその葉に隠れるように咲いている。
見上げると、イワガラミが松の大木に絡みついて咲いている。
帰り道、飛ばし屋みたいな車が事故していた。
猿の群れが道を横切っていった。