八丁堀の寿恵廣がこの30日で店をたたむという。
今日で仕事納めだったので、嫁様を誘い出して、最後の寿恵廣のソバを食べた。
初めてここに行ったのは、高校1年生のころだったように覚えている。
國広君が映画のただ券があるというので、誘ってくれて、そのときに行ったように覚えている。
見たのは何かのカンフー映画と、タワーリングインフェルノ。
あと何回か行ったけど、何を見たっけ・・・
大学時代に嫁様と出会って、何度もここに行った(らしい・・・嫁様談)。
嫁様はそうめんで、私は天ざるだったそうだ。
自分としては、寿恵廣そば(ぶっかけのおかめ)が好きだったのはよく覚えているのだが。
近くに就職したのだが、そう頻繁に通うほどではなかった。
が、ここ数年またちょくちょくだが昼飯に通うようになった。
昔は、2階もあり、寿司もあったのだが、最近はそば・うどんに限り、あとは丼物と定食のメニューだった。
今日は、嫁様は、そうめんがなかったのできつねうどん。
自分は(懐かしの)天ざるそば。
それに燗酒二合に、初めての注文、いたわさ。
2時近くだったがさすがに客も多く、向こう側では小学校の時から来ていたとの声も聞こえる。
勘定してみれば、自分も四十年近くは来ていることになる。
先日見た閉店の張り紙には、四十年のご愛顧・・・とあったから、
この店も若かったころから来ていたのか。
三年前には息子(2)も連れてきて、うまいと言わしめたのだが、
残念なことだ。
嫁様は、ここのきつねは煮染めていないお揚げであることに、品が来てから思い出し、
それもそれで、因縁の思い出となったことであろう。
と、勝手にしめくくるので、ある。