シャガールを見に呉市立美術館に行ったとき、他の美術館のチラシを見ていて、気になるのがふたつ。
一つは京都国立博物館の「京(みやこ)のかたな」。
そして、三良坂平和美術館の「いのちの一片(かけら)飯田泰子展ー木彫彩色の鳥たちー」。
京都は遠いので、三良坂に行ってきた。
いわゆるバードカービングなのだが、展示してあったのは、おもにスズメ。
ひとつずつがアクリルケースに独立して展示してあり、客も自分一人だったので、なめ回すように見た。
鳥だけではなく、草や木の葉、枯れ葉、木の実、花びらまでも作り込んであって(和紙)、ひとつずつ感嘆の声を上げながら、遠慮なく見てきた。
とくに、お腹やお尻のにこ毛まで作り込んであって、その柔らかさの表現は、まさに本物のスズメ。
展示の最後は、クローバーの中に横たわる、死んだ(ばかりの)スズメ。
もはやバードカービングの域を超えている。
もちろん写真は撮れないので、ネットで検索して欲しい。が、本物はすごい。
三良坂出身の柿手春三の展示もあったが、これもすんなり心に入ってくる、いい作品ばかりだった。
ほんとうに小さな、公民館みたいな美術館だが、行ってよかった。
何だろう、同じ日本人としての感性なのだろうか、二つの展示はすんなりと心に入ってくるものだった。
三良坂平和美術館のHPはこちらまだ時間があるので、30分ばかり車を走らせて、備北丘陵公園にコスモスを見に(撮りに?)行った。
あまり得意な花ではないのだが、広い花の広場全面に、たぶん盛りちょっと過ぎかな、咲くコスモス。
写真の遠景はその約四分の一。
曇り空で、逆光、光を透かした花びらがなかなか撮れなかった。
雲が切れた、と思ったら、アンケートをお願いされたりして・・・
マスの美しさはなかなか難しい。撮り慣れてないし、カメラが・・・・
しかしながら、傷んだ花びらが少なかったし、風もほとんどなかったので、おもしろかった。
ここのお気に入りは、里山エリア。
紅葉はまだもう一歩だったが、とりあえず何枚か撮ってみた。
では、スライドショーをどうぞ。(音が出ます)
1. 無題