昨年、かわなみサイクリングロードというのができた。
太田川橋西詰めから安野花の駅公園までの、川沿いを走る。
何度か下見をして、いよいよ、今日実行!
とはいえ、家から自転車はきついので、車に積んで無料キャンプ場まで。
そこからスタート。
車の通らない道が選んであるので、あまり気にせず行ける。
とはいえ、裏道にもなっているので、時折車が通る。耳ダンボで走る。
ちょっと行くと、赤い吊り橋が見えてくる。
旧可部線、今井田駅前に架かる橋。
ホームが律儀にも残してあるが、夏草が生い茂るばかり。
可部線の可部~三段峡間は2003年に廃止された。あれから16年か・・・
祖母のところに休みごとに訪ねるのに、いつも使っていた。
小学生の時、初めて弟と二人、子供だけで行ったときのことが、今でも鮮やかに思い出せる。
あの頃は、蒸気機関車がまだ走っていた。
もう50年以上昔のこと。
太田川が緩やかに蛇行し、のどやかな景色を作っている。
この神社も列車から眺めた覚えがある。
そこから少し走ると、かさっと音がして、その方を見ると、
旧可部線の路床が残っているその上に!
しばしにらみ合いが続いたが、「ママはどうしたの?」と言うと、思い出したように駆けていった。
しばらく左岸の細い道を、右手に旧線路沿いにして行くと、191号線に合流する。
その先の橋を渡って、そこからは右岸を行く。
左岸は191号線。
ご覧のとおり、軽自動車でもすれ違いは難しい道が続く。
今日は曇りだが、湿度が高いが、川から吹いてくる風が涼しい。
道は緩やかにアップダウンを繰り返し、徐々に川上に向かって上っている。
このあたりはもう、穿入蛇行か。
いつも花を撮りに行く渓谷の入り口を左にして、すぐに吊り橋。
これで、自動車も通れる。
何度か車で渡ったことがあるが、もう渡りたくはない。
その手前に、コマツナギだろうか、草むらを作って咲いている。
橋を渡ってみる。
ちゃんと整備してあって、川面が覗いている所はなかった。ちょっと残念・・・
そのすぐ先に、旧可部線の鉄橋がある。
このすぐ上流に、砂浜があり、長男が小さいときに水浴びに来たことがある。
母親が子供の水遊びにつき合っている。
なんだか、とても懐かしい景色なので、思わず撮ってしまった。
そのまま右岸の道を行くのだが、小さな工場とかあって、意外な感じがする。
このまま行けば沈下橋まで行けると思ったら、
去年の大雨の影響だろうか。
おとなしく引き返すが、
きれいな花が咲いていたので、遠回りもよしとする。
引き返して橋を渡り、191号線を走っていく。
沈下橋に来ました。
たもとに軽バンが駐めてあり、あれと思っていたが、下流で鮎釣りをしている。
あまり邪魔になってはと思ったが、とりあえず。
ここから右岸を行って、橋を渡ってトンネルをくぐると、
いつもの安野花の駅公園。
用意してきた羊羹と自販機で買った甘酒で補充。
しばし休憩して、帰りは191号線を走る。
車がビュンビュン通り過ぎていくが、ここを運転する人たちは慣れているのか、間合いを見て大きくよけて追い越してくれる。
途中高校生だろう、ロードバイクの5人くらいが追い越していく。
道は緩やかに下って往きより速いはずなのだが、自動車のスピードにつられて、自分がスピードが出ないのにイライラする。
往きと比べれば、スピード出ているのだけれど・・・
再び元の道に入って、往きに気になっていたポイントへ。
転げる、って、自転車には縁起でもないと思ったが、あまりに気になるので、矢印の方に行ってみた。
疲れた足がよろよろして、まさに転びそうになりながら細い急坂を行くと、
岩に見えるが、どうやら転げ落ちた観音像らしい。
どうか転びませんようにとお祈りして、あと少しでゴール。
距離:44.7Km
活動時間:3時間28分(含休憩)
高低差:106m
平均速度:13.8Km/h(往き)、15.6Km/h(帰り)
道は整備されているとはいえないし、行きついても美味しい所もないが、自動車に怯えずにのんびり走れる道だった。