いつもの高原で赤そば。畑では、20cmは伸びていた。
久しぶりにかけそば。車外温度は27℃で、緩やかに風が吹くと涼しい。
注ぎ放題で置いてあるそば湯を出汁に加えて、出雲蕎麦風にして食べる。
コクが加わり美味しいのだが、調理長が見たら何と言うのか、怖い気がするのでここでだけ、こっそりとやる。
食後、あたりを散策。
ノカンゾウ(ユリ科キスゲ属Hemerocallis longituba Miq.「悲しみを忘れる・憂いを忘れる・愛の忘却・宣告」)。ヤブカンゾウかもしれないが、よく分からない。
マツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属Scabiosa japonica「風情・魅力」)
この花を見ると、高原の夏は短いなと、理由もなく思ってしまう。
ネジバナ(ラン科ネジバナ属「思慕」)
綺麗にねじれた花が見つけられなかった。別名モジズリ。
陸奥(みちのく)の しのぶもぢずり 誰(たれ)ゆゑに 乱れそめにし われならなくに
河原左大臣(14番) 『古今集』恋四・724
この「しのぶもぢずり」は、乱れ模様の摺り衣(すりごろも)のこと。摺り衣は忍草(しのぶぐさ)の汁を、模様のある石の上にかぶせた布に擦りつけて染める方法で「しのぶずり」などとも言われる。
万葉集には、
芝付の 美宇良崎なる ねつこ草 あひ見ずあらば 吾恋ひめやも 作者未詳(巻14-3508)
「ねつこ草」がネジバナと言われる。
ヒヨドリソウ(ヒヨドリバナ)(キク科Eupatorium makinoi「清楚・期待・延期」)
オトギリソウ(オトギリソウ科オトギリソウ属Hypericum erectum「恨み・秘密・迷信・盲信・敵意」)
ミズチドリが咲き残っていた。
ジャコウチドリともいわれ、かすかにいい匂いがするというので嗅いでみたが、本当にかすかだったので、よい匂いか分からない。臭くはない。
チダケサシ
コオニユリ(ユリ科ユリ属Lilium leichtlinii f. pseudotigrinum「賢者」)
トモエソウ(オトギリソウ科オトギリソウ属Hypericum ascyron「人気のある・集中力・秘密」)
アブラガヤが色づき始めた。
カワラナデシコ
マリーゴールド(キク科コウオウソウ属Tagetes「嫉妬・絶望・悲嘆」)か?
オオバギボウシ
コンフリー(ヒレハリソウ(ムラサキ科ヒレハリソウ属Symphytum officinale「努力」)か?
栽培種が野生化したと思われる。
イグサの仲間か?
渓谷へ移動して、イワタバコの群生を見る。
イワタバコ(イワタバコ科イワタバコ属Conandron ramondioides Siebold et Zucc.「涼しげ・愛らしい心」)
遊歩道脇の石垣に群生しているので撮りやすいかと思ったが、みんな下を向いて咲いているので、きびしかった・・・
トンボソウ(ラン科ツレサギソウ属Platanthera ussuriensis「なつかしい関係・恋の心変わり」)
コバノトンボソウかもしれないが、今回初見なので、見分けが分からない。
たしかにピュンピュン飛んでいるような花だ。
手を伸ばして、やっとの事で撮ったので、うまくない。
ツルリンドウが蕾をつけている。
火星人のちょうちんみたいだったウリノキの実。・・・ごく普通。
ムラサキニガナ
このワチャワチャ感が、人気ないのかもしれない。
ヌスビトハギ
ハエドクソウ
ふたつとも小さな花だが、色の取り合わせが、和風で美しい。
クサアジサイ。歩く先々でよく咲いていた。
いわゆるアジサイに比べれば、地味で見劣りするかもしれないが、つつましやかな可憐さがいい。
キッコウハグマが、秋の開花に向けて茎を伸ばしている。
ナツエビネ(ラン科エビネ属Calanthe puberula「誠実」)
もう長けてしまった後のようにも見えるが、
サルトリイバラ(サルトリイバラ科(またはユリ科)シオデ属Smilax china「不屈の精神・屈強・元気・元気になる」)のつるが伸びているのを見ると、ついシャッターを押してしまう。
不明
ホツツジ(ツツジ科ホツツジ属Elliottia paniculata「沈静」)
シライトソウの実か?
今日は9700歩。
夏休みになったので、小学生も何人か来ていた。
平日とはいえ、人はそこそこいた。
気温は28~30℃、湿度は70%未満。