3日目の朝食。
小ぶりながらもノドグロの一夜干しがついて、ご飯おかわりしました。お味噌汁は、しじみ。
チェックアウトして、宿の近くの「大山自然歴史館」へ、昨日撮った花の同定に。
生写真の手作り図鑑が置いてあり、とても重宝した。1冊売って欲しいくらいだ。
ただし、自分が撮った写真では細かいところで同定がむずかしいのもあって、植物写真はむずかしいなあ。
バラ園に行くと、嫁様は必ず名札も撮っている。それくらいの心構えは必要だよな。
花だけでなく、葉っぱとか、葉の裏とか、茎とか、萼とか、苞とか・・・。撮るべきだとは思うが・・・・。
館内2階から、弓ヶ浜半島が見える。
自然歴史館を出てみると、登山姿の人たちが見えてくる。
今日は土曜日。しかも、緊急事態宣言解除後はじめての土日。
みんな待ってたんだなあ。よかった、よかった。
小雨がぱらついたりするが、みんなやる気満々さが漲っている。
昨夜地図を見ていると、鏡ヶ成に「湿原」とあるのが気になって、行ってみる。
宿からは大山をはさんで、ほぼ真裏の方角。
くねくねアップダウンの道を進んでいくと、雨と霧。
到着したころにはもう何も見えない。それでも登山姿の人たちが見える。
結局車からも降りられず、しかたないので、大山の南側をまわって、嫁様を迎えに行く。
途中「大山滝」の標識が見えたので、寄り道。
「一向平」と書いて、「いっこうがなる」。キャンプ場がある。
大山滝へは、そこから1時間くらい歩かねばならない。
細い道を少し歩いてみる。
小鳥が枝に止まってさえずる。
ここでも鮮やかな青色のアジサイが、あちこちに咲いている。
これは茎が赤いので、アカショウマだとよく分かる。
適当なところで引き上げる。
車で引き返す道すがら、マタタビが斜面いっぱいに生えていたので、思わず降りて。
嫁様をお迎えに上がって、道の駅犬挟で昼食。
「犬挟」と書いて、「いぬばさり」。犬が挟まるくらいに峻険な峠だと、嫁様が教えてくれた。
今は車でなんなく通過する。
峠のトンネルの中で岡山県に入る。
上蒜山登山口を目指すが、途中の道の駅や、観覧車やジェットコースターのあるレジャー施設には、たくさんの車が駐まっている。
車の通行も多くなった。
上蒜山登山口駐車場から、少しだけ歩いてみることにする。
なんとなく~な感じの実がなっている。
記憶の糸をたぐり寄せ、スマフォで確認する。
ヤマグワだ! 甘いと書いてある。
赤いのは硬くてまだ美味しくないが、黒いのはまったりとした甘みが後味に残り、うまい。
ふだんは野の実は食べない嫁様が、所望する。どうやら祖母の家が養蚕を営んでいて、桑の実を食べたことがあるらしい。
食べた後、たしかにクワだと認定いただきました。
登山口から往復1km歩く。たいしたことはないが、昨日の今日で、足が痛い。
とくに大腿四頭筋が痛くなるとは、自分にはめったにないことだ。
ふだんは痛くなるほどの歩き方をしない。
スイカズラがたくさん咲いていた。
ヒョウモンチョウかな?
アザミの蜜に夢中で、撮らせてくれた。
クリの花
ここにもマタタビが花をつけている。
よしっ! ようやく白い葉が、白く、撮れた。
これはマユミが結実しているのかな。
ノイバラもけっこうあったが、盛りは過ぎたようだ。
ウツギ
ハコネウツギ(?)
この牧草地を通って、上蒜山、中蒜山、下蒜山と約10kmの縦走路が続く。
そういえば、疲れた顔の登山客に何組かすれ違ったな。
次来るときは、テント泊の準備してこなければ、な。