そろそろかなとFacebookで確かめると、昨日が新そば発売。
絶好の行楽日和の日曜日。
一抹の不安を懐きながらも、11時半着をめざす。
戸河内IC出口で軽く車が詰まる。
広島県の名勝、三段峡もここから行く。
紅葉も週末は昨日今日が見ごろ、そのうえ昨日は雨。
勝手知ったる脇道で渋滞を回避。
なんとか11時半に着いてみたら、駐車場は見たことのない数の車。
店の前では人がぶらぶらしている。
券売機で食券を買うが、黒豆おむすびはもう売り切れ。11時開店なのに・・・
食券番号は89番。券売機に貼ってある時間を見ると、13時ころ・・・
暖冬でスキー場がうまくいかず、コロナ自粛で大変だったろうが、これで回復してくれればよい。
しかし・・・1時間半ある。が、行くところはいくらでもある。
アケボノソウの花殻。
マツムシソウの名残の花。
標高800mは紅葉のピークをほんの少し過ぎた感じ。
リンドウがまだ少し、つぼみで残っている。
アケボノソウがまだ咲き残っている。
行く先々で、ツルウメモドキの実が、可愛く色づいている。
トリカブトの花もこんなになった。
アザミかな?
マユミの実もはじけた。
今年はマユミが豊作なのだろうか、いつもより目につく。
林に日がさすと、紅葉が美しいが、写真にするとどうも上手くいかない。
カンボクの赤い実は、青空によく映える。
コースの半分で引き返す。
少し待って、13時。
天ざる。野菜天も、すべて、地産地消。
新米もまだ草の実の匂ひかな 与謝蕪村
そう思って何もつけずに口に入れると、蕎麦畑の香りがしたような・・・
注ぎ放題のそば湯も、しっかりいただきました。
13時半過ぎても、続々お客さんがやって来る。
この人たちの食事は、15時近くになるのだろうか。
食後は、コースの後半。
日が陰ると寒い。
歩いていると、鼻の頭や耳の先が痛い。
晩秋というか、初冬というか。
こうした茶色い風景、自分は好きなのだが、嫁様は不本意らしい気配たっぷりで歩いている。
向こうの山肌が目を奪う。
遠山に日の当たりたる枯れ野かな 高浜虚子
写真にすると鮮やかさが出てこない。
こんなアブラガヤも、自分は好きだが。
セイタカアワダチソウが、彩りを添えている。
ひととおり歩いて、帰路につく。
またまたインターチェンジ前は2Kmちかい渋滞。
ショートカットで大銀杏へ向かう。
ここも、これまで初めて見る盛況ぶり。
いつもは誰もいない駐車場が満杯。
これだけ人が集まるのに、出店も何もない。やはり自粛なのかな。
これまで早すぎて遅すぎたこの大銀杏、ちょうどいい時が初めて見られた。
いっぱいの人出だったが、どの人も嬉しそう、楽しそうでよかった。
1. 無題