今年の3月、カロッツェリアAVIC-ZH9900の地図データをアップデートしたついでに、ハードディスクに音楽を入れ直そうとしたら、PCを買い替えたこともあって、音楽転送ソフトをインストールしてなかった。CDを探してもどこにあるか分からないし、ダウンロードしようとすると、製造中止で配布終了・・・。
もやもやした気持ちで過ごしたが、もう6年使ってきたし、この際カーナビの買い換えかと探していると、ダイアトーンのこのナビがヒット。
ふむふむ、音がいいとな・・・。音声調整店・・・? 近所にあるじゃないか。
このままでは新しい曲を入れられないし、地図アップデート代は捨てたようなものだが、よし!と決心。
たまたま平日ということもあり、1時間半待ちで取り付けてくれることに。
取り付けに3時間、調整に1時間。
呼ばれて行ってみると、細かい説明。
デモCDの音を聞かせてもらったが、自分のiphoneを接続して再生してみる。
音のこれまでとの違いに驚き。
スピーカーは車を買ったときにつけたBoseの2ウェイシステム(とはいってもメインスピーカーにツイーターを加えただけ)。
同じスピーカーとは思えない音のくっきりさ。
とくに、サンソン・フランソワのラベルピアノ曲集から「水の戯れ」は、ハンマーが弦をたたくコツンといった響きが体感でき、ミュンフン指揮の「トゥーランガリア交響曲」では弦楽器の弓がこすれる音までが聞こえるよう。
実際にドライブして、少し音量落とし目で聞いていても、ロードスターのあのエンジン音やロードノイズの中で、ハイハットシンバルの「ッツ」という音がはっきり聞こえる。
音の輪郭と音像の定位は素晴らしい。
ただ、操作性はカロッツェリアと比較すれば、よい印象を与えるタイプではない。
カロッツェリアのように音楽をムードで分類してくれるわけでもないし、
iphone接続もUSB接続とwi-fi接続では、微妙に音質が異なり、SDカードが一番劣る。
といっても、これまでと比べればはるかに文句のないレベルだけれど。
SDカードには、3000曲までしか入らない。3000曲を超えるとシステムに認識されない。
(このことはマニュアルにも記載されてなくて、しばらく悩んだ)
SDカードを複数枚用意する必要がある。・・・まるでドライブ用にカセットを編集していた頃みたいに。
今のところ3000曲で不足はないが、あ、あの曲は入れてなかったということもある。
ナビ機能は文句ないが、カロッツェリアのような親切さは感じられない。
音声認識は良好で、アナウンス途中でも話しかけると反応してくれる。
リモコンにオーディオのオン・オフスイッチがあるので、オフればほぼ大丈夫。
ルート検索も音声操作だけで完了できる。(カロッツェリアみたいに女性のアニメーションはないけれど)。ひょっとしたらツンデレタイプのナビなのかもしれない。
ともかく、このナビを入れてから、いい音はいいんだということを再認識することになった。
1. 無題