八月六日

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2025/02/02 14:03

1. 無題

生きていることは必然ではない、ほんの偶然･･･　ほんとにそう思います。

お父上との思い出はいい話ですね。

2. 無題

英ぼさん　コメントありがとうございます。
福井でも富山でも、大空襲がありましたね。
たまたま親が生きのびたから、自分が生まれたと感じます。

生まれた町から一歩も出ないというのは、なかなかに辛いものがあったりもします。
｢ふるさとは遠きにありて思うもの｣を実感する時もあります。

ただいまコメントを受けつけておりません。

八月六日

告白しますが、8月6日の朝は、たいてい寝ています。

昼食後、散歩してみた。

レンズはKonica Hexanon AR 50mm F1.7、セッティングは絞り優先、デジタルESP測光。
Lightroomではいつものプリセットは使わず、自動補正から写真ごとにあれこれと。

町の中は、どこを歩いても、静まりかえっている。
いつもそうなのだろうと思うが、
今日は車の音はするけれど、人の言葉が聞こえてこない、そんな昼下がり。

この右側の家で(もちろん昔の)、僕は生まれた。
そこから大八車で引っ越して、
五歳から十歳までいた家から、この家の前を歩いて、親父と銭湯に通った。

ほんとうは軒先を撮ればよかったのに、思いつかなかった。
お月さんの歌をふたりで歌いながら、夜の小路を歩いた。

中庭と裏庭と洗濯場のある古い大きな借家で、表は魚屋さんが店を構えていた、その向かいのお稲荷さんは今もあるけれど、かたむいて危険なので、柵がしてある。

浄土真宗のお寺が３つあって、そのどれにも、門前に花屋さんがある。

色とりどりの灯籠を、お墓の前に差し立てるのが、広島の風習。
このパラソルのようなカラフルな灯籠。新盆には、白一色の灯籠をたてる。
むかしは、中にロウソクを灯していたけれど、火が燃え広がって、よくニュースになっていた。
それが自粛されたころから、原爆ドーム前の灯籠流しが始まったような、気がする。

この写真のあたりは、江戸期の埋め立てで、扇形に路地が広がっている。
それに合わせて家を建てるものだから、玄関先がジグザクになる。