12月23日のつづきお腹満タンになったが、温泉は入れなかった。
大山滝に一番近い駐車場まで行く。
あわよくば、滝が見たい。
再び泰久寺駅跡の横を通って、約30分。
駐車場には高台の展望台があるが、雪をかき分け登っても、森しか見えない。
すぐそばの橋に行くと、大変眺めが良い。
大山は雲の中。橋の中央で、下を覗き込む。
ひっそりと静まりかえった枯れ林の中を、西鴨谷川が流れる。
通る車もなく、時折風がビュウビュウ吹き抜ける。
この駐車場からは、大山滝へ通じる道はなかった。
今日の宿の倉吉旧市街、打吹地区まで戻る。
円形劇場くらよしフィギュアミュージアム。
フィギュアか、まあ暇つぶしにと思って、全部見るには¥1200かかるので、ちょっと高いよな。
1Fが特別展示「食品サンプルの世界」展。
8工程中、最初と最後だけを撮影。
「お触りください」がめったにない。
今回は全展示、写真OK。
ひっくり返ったラーメンのヘルメットもあり、お客さんがかぶって笑い合っていたが、実に似合っていた。
これは昼食のカツ丼ではない。水と氷も、サンプル。
左はジョッキの水滴や溢れた泡も再現してある。飲みたい・・・
真ん中のらせん階段中央には、孫娘には目の毒。今日はいなくてよかった。
2Fはフィギュアの常設展示。
ひと休み中の恐竜。座って大人の背丈ある。
1999年おまけ付きチョコから始まった食玩、海洋堂が名をはせていく。
もういい大人だったが、思わず買ったものもある。
タミヤのMMシリーズは中高生の頃よく作った。この戦車も作った。
アニメ系のフィギュアは、アニメ自体を卒業していたので眺めるだけ。
仏像系は、阿修羅像が嫁様にも人気。極彩色の阿修羅が、うちにもある。
フィギュア付き耕耘機のプラモ。買おうかと、一瞬悩んだ。
このミュージアムは、元小学校の円形校舎。取り壊すところを、こうして生まれ変わった。
教室も一つ残されている。
この写真を嫁様に見せると、これもミニチュアかと思ったらしい。が、本物。
最初に高いと思ってしまったが、圧倒的なフィギュアの収集量と展示の工夫で、思わず引き込まれてしまう。
収集保管を考えても、これからも収集は増えていくだろうし、¥1200は妥当と思う。
浮世絵にしても、庶民の娯楽だったものが、海を越えて芸術品となっている。
庶民から芸術作品が生まれるという希有な歴史を持つ日本で、放っておけば捨てられる「お菓子のおまけ」のミュージアムの意味がある。
関心のない者にはガラクタだが、マニア、準マニア、経験者には陶然たる「聖地」だ。
らせん階段を上から撮った。
~つづく