久しぶりに「八幡川」を飲んだ。
晩酌は三交代制で、ウヰスキー、焼酎、日本酒をローテしている。
このブログのタイトル通り、嫁様が買ってくるままである。
ずいぶん久しぶりに買ってきてもらったが、他より800円高いらしい。
以前も美味しかったが、これは、とろりとした吟醸香が香り、あなどるなかれパック!
そもそも「八幡川」はパックの方が美味いと教えてくれたのは、亡父の家の近くの古い酒屋さん。
今は廃業して、古い家屋が残るだけだが、ぷんと麹のような香りの昔ながらの店だった。
800円高いだけはある芳醇さ。
広島の酒の中では辛口のほうだったが、ふくよかさが、以前とは違う豊かさをかもしている。
パックに印刷してある「極楽寺山(ごくらくじやま)」は、唯一海から離れた瀬戸内海国立公園に指定されている。聖武天皇が建立したといわれるお寺が、頂上にある。
今日は冷やでいただいたが、熱燗、日向燗、花冷え燗酒と、試してみたい酒だ。
それにしても、「冷やで」とたのむと冷蔵庫で冷やしたのが出てきて、ひとまわり上の先輩と、嘆かわしく愚痴ったのは、もう20年近く昔になるか。
今は「じょーおん」と言わねば、通じなくなった。
1. 無題