2009年に名古屋、和歌山を旅行したときに、伊賀上野で買った伊賀焼の茶碗が2年もたたずに割れたので、また伊賀上野に買いに行きたいと思いつつ、月日が経った。
代わりにデパートで買った茶碗は割れもせず、いい色になじんできた。
でもね~、「旅して買ったお気に入り」は別物。
伊賀上野まではちょっと遠い。昔みたいには体力が・・・・
で、唐津焼かな。
有田焼や伊万里焼は趣味でない。
唐津なら車でストレートに行って4時間ちょっと。
一泊で行ってきた。
唐津には2004年に行っているので、今回はどこかちがうところに泊まろうと探していると、
小城市に、小城温泉開泉閣というのが見つかった。
温泉付きで夕・朝付きで、8500円。
唐津からは車で小一時間。
唐津では茶碗を買うだけなので、いいかな。
唐津には3時半頃着いたが、暑い。日本中どこに行っても暑いはずだ。
駅前の商店街。組み写真にして、却って見にくいな。
以前行ったときに入った、大連水餃子は閉店して、別の店になっていた。(写真左上)
大連から引き上げてきた方が、生地からこねて作る餃子、それにダールーメンが美味しかった。
この通りには何軒か焼き物の店があるが、三軒目の店で気に入ったのが見つかったので、購入。
サービスで向かいの喫茶店(写真上中)でコーヒーを飲ませてくれた。
茶碗蒸しのように見えるが、唐津焼のカップにアイスコーヒー。
若い(20代)マスターに、大連水餃子を尋ねてみたが、2年前にここに来たということ。
まあそうでなくても、14年前のことだからねえ・・・
買った茶碗はこちら。
赤い方は、有田の源右衛門窯で古伊万里を受け継ぐ磁器。
黒い方は、唐津の赤水窯で唐津焼。
ふたつで1諭吉はいかないくらいだけど、いいものが買えました。
次は、樫原(かしばる)湿原。
唐津から50分くらいで到着。
駐車場から案内板を解読して歩き始めるが、10分ばかり歩くがどうもちがう。
戻って別方向に行くと、溜め池がある。
ここがそれかなと、溜め池の脇の道を歩いて写真を撮った。
間違って歩いたさっきの道にも、しおれかけのヤマジノホトトギス、ホソバシュロソウ、ハギ、クズ、ヌスビトハギ(?)、ネムはまだ花があったり実をつけたりした。
池のまわりでは、サイヨウシャジン、ツリフネソウ、ユウスゲが咲いていたり、ミズトンボというランの仲間をみつけて、これは初めて見た。
帰ってみてみると、ピンぼけばかり。
でも、スライドショーにしたので、どうぞ。(音が出ます)
で。
そこが樫原湿原かと拍子抜けして、次へと車を走らせ始めると、道の両側の湿原に木道があり、けっこうな人がいた。
何事も下調べが大事というが・・・、再びさっきの駐車場に戻る気力もなく、宿を目指す。
そこからはけっこうな山道を、スバルXVをブイブイいわせて楽しいといえば楽しかった。
山道を下りきったところに小城温泉開泉閣があった。
古びた旅館だったが、丁寧なもてなしでくつろげた。
まずはお風呂に入って、夕食は、
ありきたりといえばありきたりの献立だが、鯉の洗いと鯉こくがついてきた。
このあたりは鯉が名物らしく、さっき通ってきた山道の途中の、清水(きよみず)の滝近辺には8軒の鯉料理屋があるらしい。
酢味噌に柚胡椒を溶き入れて食べる。
一口目はどっぷりつけて食べたので辛いばかりだったが、次からはちょんとつけて食べると、淡泊な中に他の川魚にはない味わい。
鯉こくもふんわりとした濃厚な味で、これを肴に酒が進む。
鯛そうめんも、最初は麺が固まっていてがっかりしたが、食べてみるとアルデンテ風のコシと風味があって、美味しかった。
お風呂は風情のない内風呂だが、ぬるふわ系のいつまでも入っていられそうなお湯だった。
泉質はどこにも掲示がなかったが、小城市のホームページではアルカリ性単純泉とある。
一人でゆっくり入った。
翌朝、朝風呂してからの朝食は、埼玉から来たという方といっしょだった。
退職したのでということで、同年だな。
飛行機で佐賀まで来たということで、朝からビール2本飲んでらした。
うらまや、、、うらやましい。
帰途につく前に小城市内をドライブ。
広大な佐賀平野の北西の一角にあり、佐賀鍋島藩の支藩にあたる。
田園都市。
約100年の歴史があるというJR小城駅前を通って、旧藩邸があった小城公園を散策して、名物の小城羊羹を買った。
(音が出ます)
佐賀大和ICから高速道に入って、中国道を通ってのんびり帰宅。
金立SAで食べたトルコライスがこちら。