去年の暮れから嫁様が広島市の低い山に登ってみたいと言っていた。
1月中旬からふたりとも熱を出したりインフルエンザにかかったりで、なんともしがたい日々を過ごして、いよいよ今日。
天気も上々。
手始めに、江波皿山と江波山の二山に行こうと。
前回の失敗に鑑み、いつもの山歩きのフル装備で。
バスで移動して、皿山の下、広島電鉄江波車庫に隣接するスーパーで買い出し。
今日は、ひろしまハーブ鶏のとりめしむすび弁当と、嫁様はなすの味噌汁、自分はトムヤムクンヌードル。
皿山のふもとをぐるりと歩きます。
皿山の茂みにアオサギが三羽、羽根を休めていたりして、なんだか登るのが楽しみ。

この山は戦中射撃訓練場の目標にされていたそうで、広島市の地図を見ると道路が射撃場の形を残している。
さらに歩くと千人供養塔がある。

「お互 二度とくりかへさないようにいたしませう
お互いに命を大切にいたしませう」
碑文からすると被爆関係かと思うが建立は昭和3年。
なんでも母子心中という悲惨な出来事があったそうです。
少し歩くと慈仙寺。被爆当時は中島(現平和公園)の北の端にあったのが戦後移転したそうです。
参道にあった馬酔木。たわわに咲いていた。

またしばらく歩いて、いよいよあの角を曲がると皿山登り口。
そして角を曲がると、

なんと、法面工事で立ち入り禁止・・・。3月10日までだそうです。
がっかりしながら、江波山へ向かいます。
江波山気象館の下から階段を上ると、途中林の中を通る道。

山の中を歩く雰囲気を味わいながら、頂上の公園に到着。
標高30メートル。
宮島を目の前に、いよいよ久しぶりのアウトドアランチです。

ぽかぽかと暖かい日射しの中、幸せだなあ。

コーヒーも美味しいし。
スイセンがあちこちで咲いていました。

東を眺めると、黄金山の向こうに山並みが続いている。

食後は江波山気象館のあたりを歩き、西側から下りました。
気象館下では白梅がたくさん。
紅梅はまだまだ。
途中「魚介藻類慰霊碑」というのがあり、
由来を見ると江波山周辺を埋め立てるときに、土の下に埋まってしまう魚や海草を悼んで建てたそう。
海とともに暮らしてきた人たちの優しい心がこめられた碑でした。
まだちょっと歩き足りないということで、高速3号線の下を西区スポーツセンターまで歩きました。
観音大橋で天満川をわたり、
太田川大橋で太田川放水路をわたり、

で、嫁様はいつものとおり足が痛いと、かなりシリアスになっています。
1. 無題