今週はアウトドア休養の予定だったが、行けそうになったので、いつもとは違う所へ。
行けたら行くは、行かないという意味だが、それはそれ。
いつもは芸北ばかりなので、今日は備北を目指す。
比婆山連峰のひとつ、池ノ段(1279m)。
となりの立烏帽子山(1299m)に次いで、比婆山連峰の中では2番目の高さ。
『古事記』には、火の神を生んだ時の火傷が原因で亡くなったイザナミの亡骸は、出雲国と伯伎(伯耆)国の境の比婆の山に葬られた、と記されており、このイザナミが葬られた「比婆の山」とする説の一つが、安来市伯太町にある比婆山である。
(しまね観光ナビ)安来市にある比婆山(330m)と広島の比婆山連峰と、本家争いがあるのかないのか、よく知らないが、いずれにしても古事記神話を彷彿させる山々である。
庄原ICから米子方面へ向かい、東に折れると「比婆いざなみ街道」に入り、細い山道を行く。
林の中の路を歩いて行く。
「伊邪那美命の隠れ穴へ 30m」とある。急な山道なので、遠慮させていただく。
しばらく行くと、森林限界に達したのか、開けた場所に出る。
これを登っていくと、池ノ段の頂上。
方位盤が埋めてあるので、頂上かと思ったが、まだ先がある。・・・1272・・・?
石が積んであるので頂上かと思ったら、まだ先があった。
ほんのちょっとで登頂。
もちょっとましな標識だったら、と思ったが・・・
その下に石碑がある。「神社」という文字が見えるが、あとはよく分からない。
しばらくあたりの花々を撮って、下山。林から出て来たあたりへ戻る。
霧の向こうに見えるのが、立烏帽子山。YAMAPで見ると30分とあるが、ガスってきたし、15時30分だし、帰る。
ずっと一人だったし、大きなカラスが声たてて飛ぶし、淋しくなってきた。
今日見た花。秋の花ももう終盤だし、紅葉にはまだ早い。
キツリフネソウ
シラヤマギク。たいへん盛りで、きれいだった。
アキノキリンソウ
アキチョウジ
アザミもたくさん。種類は分からない。虫がたくさん蜜を吸っていた。
キバナアキギリ
ダイコンソウか?
トチバニンジン
ホクチアザミ?
ノブキ
ミヤマタニソバ(タデ科イヌタデ属;Persicaria debilis)か? もっと上手く撮りたかった。
ツルニンジンは散ったあと。
サラシナショウマの実
ツルリンドウの実
(不明)
(不明)
以上、林の中で見た。
以下、頂上付近の草原で。
リンドウ
ウメバチソウ
花弁が散って萼になったのも可愛い。
マツムシソウ
ヤマラッキョウ
アキノキリンソウ。ここでもたくさん咲いていた。
イヨフウロ(フウロソウ科フウロソウ属;Geranium shikokianum;優しく癒す・協調性)
ビッチュウフウロは直径1~2cm足らずだが、これは3cmあったので、そう判断した。遠くからも目立った。
赤く紅葉しているのは、ホツツジ。
実がなっているか?
イヌツゲ?の実
ノギラン
(不明)
この山の主(?)
今日は5700歩。距離2.68Km、時間1:48。
上昇した高度93m。(1168m~1280m)
気温19℃、湿度80%前後。ポロシャツの上に薄手の長袖で、寒くもなく暑くもない。
実は、駐車場から池ノ段頂上まで、標準で30分。高低差もほとんどないも同然。
それを写真撮りながら、1時間かけて登ってきた、というか、登ったうちに入るのか?
下りは30分。
手軽に絶景が見られるのだが、そこまでの車道が、離合絶対無理で、もう一度行けと言われると二の足を踏む。高速料も倍かかるし・・・。
いい所なんだけどなあ・・・・